台湾観光情報
2009年4月
「松山―羽田」は来秋運行へ
外交部代表は先日、東京で日本の航空当局と協議し、日台航空協約の修正に合意した。来年の羽田空港拡張工事完了を待ち、台北松山空港と東京羽田空港間で航路を開設し、定期便を運行する。現段階で台湾側は中華航空、長栄航空、日本側は日本航空、全日空の四社が、一日二往復の運行を行う計画。現在羽田空港の滑走路は離着陸数が既に満杯であるため、四本目の滑走路を建設中で、来年10月には完成の予定。そのため、松山―羽田便は早ければ来年10月にも実現の見込み。
幸福バス「100元台湾全島」
消費を刺激し、商圏の発展を促進するため、経済部は中衛発展センター、台湾の旅行社と共同で「幸福バスGO」プロジェクトを推進する。市民による投票、旅行業者の企画を通して、食事、入場券等は含まないが、それでも1人100元という超低価格の国内ツアーを売り出す。幸福バスツアーには地方の特色、観光工場、商圏、クリエイティブライフの4カテゴリーがあり、路線は計100本。陽明山、九份、宜蘭礁溪といった人気スポート、「海角七号」墾丁の旅、白木屋洋菓子工場、観光酒造工場などを含み、台湾全島を網羅する。希望者はHPでリストを確認し、主催する旅行会社にオンラインで申し込む。
幸福バスツアー
期間:3.1-8.31
料金: 1人100元[交通費、保険費を含む]
本数:計2000本、提供数は八万人分。
路線: 陽明山、平溪、内湾北浦、南投集集、墾丁等を含む台湾全島で約100路線
http://www.happybus.org.tw
観光局推薦「台鉄2009冬休み自由旅行」
2009年1月1日から2月28日まで、「2009年台鉄FUN冬休み自由旅行-鉄道+YH+サイクリング」と題する旅行ブランが、行政院青年輔導委員会と交通部の指導のもと、交通部観光局の提唱で運営される。参加者は、それぞれの計画に応じて、3日、5日、7日間のパッケージから選択する。国内外の若者が台湾鉄道に乗車し、リーズナブルなユースホステルに宿泊しながら、台湾本島周遊を達成を目指す。期間中は莒光号、復興号、区間(快速)車、普通快速車の自由席に何度でも乗車可能。対象年齢は15歳以上35歳以下。
詳細は「中華民国国際青年之家協会」のHP:http://www.yh.org.twで、または同協会(02)2331-1102、 (02)2331-2655まで。
台北MRT木柵線、小碧潭支線の運休情報
台北MRT内湖線は、2009年6月30日開通の予定だが、内湖、木柵線の機電統合テストのため、MRT木柵線は1月18日までの期間中、毎週土日の運行を全面的に休止する。運休期間中は無料代行バス「辛亥線」と「軍功線」を運行する。また、台北MRT小碧潭支線は、新店車両基地の人工地盤鋼構造工事のため、6月9日までのラッシュ時以外は運休し、バスによる代行運転を無料で行う。同バスは、七張駅から小碧潭駅までの間で折り返し運転を行い、運行時間は、午前8時55分から午後の4時5分まで。の双方向発で、発車は5分間隔。
詳細は、台北MRT会社のHP:http://www.trtc.com.tw/c/で、 または(02)2720-8889まで。
士林観光夜市屋台にOKマーク
ホットなグルメスポット台北士林観光夜市に店を構える62軒のご当地スナック屋台が台北市衛生局の「OK」認証マークを獲得した。衛生局が普及を進める衛生自主管理OKマーク認証は、店側からの申請に応じて、衛生局が人員を派遣し指導、評価する。有名な老舗「忠誠号蚵仔煎」、「老士林大餅小餅」、「豪大大鶏排」、「老地方泡泡冰」、「老地方棺材板」、「341牛排館」等が、自ら申請し、指導と認証を受け、台北市の観光夜市ではOKマーク認証第一号となった。衛生局の姜郁美簡任技正兼薬食処長によれば、饒河夜市、華西街夜市、台北101、美麗華デパートフードコートの店舗からも申請が出ているという。
衛生自主管理OKマークを獲得した士林夜市の62軒については、台北市衛生局のHP:http://www.health.gov.tw
野性味豊かな露天風呂
台東知本の原住民は、日本時代に知本溪の河底に温泉を掘り、川岸に簡単な小屋を作って露天風呂を楽しんでいた。台湾で「野溪温泉」と呼ばれるこの温泉は、現地のお年寄りにとっては懐かしい思い出。だがここ数年、温泉水位の低下と台風で河流が変わり、野溪温泉は徐々に廃れていった。知本温泉観光発展促進協会は、「温泉カーニバル」に合わせ、温泉の噴出口を見つけ、4、5人が入れる露天風呂と茅葺の脱衣室を作り、お湯に浸かりながら知本の美しい自然を堪能することができる「野溪温泉」を再現した。
詳細は、台東県知本温泉観光発展促進協会または知本統茂温泉旅館のHP:http://toongmaocp.cheap.com.tw
九份観光がより便利に
経済部中小企業処は、外国人観光客が店の特色をより理解し易いよう、ハイテク技術を名勝・九份に投入する。将来、日本人観光客は、携帯電話端末で店のバーコードを撮影するだけで、ほ日本語による店舗情報が読めるようになる。観光局によれば、日本人はらい対観光客の三部の位置を占め、九份は日本人観光客が最も多く訪れるスペットの一つ。現在日本の携帯電話は、QR Code使用が流行しているため、QR Codeの九份導入を決めたという。また、九份山城HPで出発前に九份の天気を知ることが出来るよう、同中小企業処は即時影像システムの設置も行う。またWi-Fi網を整備し、どこにいても事務処理、e-mailの送受信、ブログへの書込みを可能とする。
大雪山で紅葉狩り
林務局東勢林管理処が管理する大雪山森林遊楽区は、海抜2000から2500メートルにあり、密生するヒノキと広葉樹の原生林、雲海が楽しめるほか、台湾一の紅葉の名所として知られる。風が冷たくなるにつれて、楓の葉も徐々に色づき、今正に紅葉狩りには絶好の時期。北国の装いをまとった大雪山では、平日の宿泊が40%オフになるキャンペーンも実施中。
公共自転車1月スタート
台北市交通局は、信義商圏での公共自転車レンタルシステム始動を計画している。13ヶ所のステーションを設け、フリーの貸出・返却設備を投入し二十四時間無人管理を行う。予定では1月中に、市役所東門と君悦飯店向かいの2ヶ所で試験運用を開始し、三月には全面実施し、六月までには無人化システムを完成させる。将来は、公共自転車の研究開発・生産・レンタル・補修といった一連のシステムを立ち上げ、GIANTが運営と管理を行う予定。